プロが伝える「グッチGGキャンバス」の見分け方
ラグジュアリーブランドとして人気のグッチ。その中でも定番の人気ラインとして「GGキャンバス」が挙げられます。2つのGが重なったモノグラムデザインで、発表から50年以上たった今でも世界中から愛されています。
今回は皆さん気になっているGGキャンバスの真贋ポイントと、手に入れて最初にするお手入れ方法・保存の注意点も書いていきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
GGキャンバスの真贋ポイント
では早速、GGキャンバスの真贋ポイントを見ていきましょう。
AとBどちらが基準内か当ててみてください。
A
B
まず、肉眼でキャンバス生地を見てみます。AとB、ネイビーとブラックで若干の色の違いありますが、今回そこは気にせずに。この時点でプロは違和感を感じ始めています…この違い、わかりますか?
では次にルーペを使って拡大してみてみましょう
A
B
見比べると一目瞭然ですが、Aの方が糸がはっきりと見えますね。Bは糸の毛羽立ちがひどくモヤっとしているように見えます。また白と黒の糸の太さが一定ではなく、ばらついています。これが一番最初に肉眼で見た時の違和感の正体です。
そしてさらに、プロは中の糸の数を見ています。
A
B
Aの方は1つの枠の中にネイビーの糸が6本見えています。Bは何本なのかまったくわかりません…拡大して見てみるとこんなにも違うんですね。
また、Aは白の糸の寄り方もキレイです。中古品ということで、使用しているうちに擦れて多少毛羽立ちが出てくることもありますが、Bのようにここまでモヤっとすることはありません。
もしグッチのGGキャンバスをがお手元にある方はルーペで一度ご確認いただくと良いかと思います。
ということで、基準内のGGキャンバスは「A」でした。
また、「糸が6本だから本物!」と、この要素だけで決めつけることはありません。
これだけわかりやすい偽物もあまりないため、他の真贋ポイントも見てトータルでおかしい部分がないかを確認してからご提供をしています。
他のポイントについては別の記事でご紹介していますので、よろしければご覧ください。
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GGキャンバスの最初のお手入れ方法
さて、あなたがGGキャンバスを手に入れたらお出かけに、お買い物に、レジャーに、ビジネスに…日常的に使っていきますよね。
GGキャンバスは見た目の高級感を持ちながらも、肌ざわりの良さとお手入れが簡単であることが人気の理由になっています。
ただ、レザーと比較すると汚れが付着すると染みになりやすいため、水気のある汚れは要注意です。なので、中古で手に入れた場合、最初に「汚れ防止対策」をすることをオススメします。
最初にするお手入れ方法
- キャンバス生地にキズが付かない程度に、布やブラシで埃や汚れを落とします。オススメは、歯ブラシを使って優しくなでていくことです。縫い合わせ等の細かい部分がキレイになります。
- 固く絞った濡れタオルで生地全体を拭き、陰干しをしてください。さらに、乾いたら防水スプレーでしっかり防水することで汚れを防ぐ事ができます。
長期で使わない時の保管方法
- 湿気を避ける: カビはカバンの天敵です。通気性の悪い場所は避けるか、定期的に換気をして湿気が溜まらないようにしましょう。
- 直射日光や高温を避ける: 人間と同じで、バッグも日光に当たると色あせや変色に繋がります。直射日光が当たらない場所、かつ高温になるような環境も避けてください。
あなたが手に取ったGGキャンバスを長くキレイに保つために参考にしてみてください。